宇宙戦艦ヤマト2199

メカニック

キ8型試作宙艇

惑星探査用に開発された特殊艇。ヤマトには予備機の名目で搭載・管理されている。通称〈コウノトリ〉。
艦底部ドーム内(第三艦橋前方)の高圧対応格納庫に搭載されており、一部の乗組員以外にはその存在は知られていない。
搭乗員は5名、ほかに自律式艦載分析ユニット(AU-09)一体を積載して運用される。
宇宙空間から惑星へと降下、空中、陸上、水中を自在に行動し、長期間の探査活動が可能である。
一般の航宙機とは異なり、開発コンセプトはあくまで惑星探査用の船舶(航宙艇)であるが、頑強な艇体に飛行用の主翼、地上走行用の車輪、潜水機能を備えた一種の万能車両とも言える。操縦席は強化キャノピーで覆われ、ロールバーで保護されている。
可変収納式の転輪は、トレッドパターンを路面状態に合わせて可変させることができ、六輪駆動による高い不整地走破性能を発揮する。
折り畳み式の主翼には多目的ユニットを装備。観測センサーや障害物除去用火器を含む各種装備への換装が可能。
キ8型試作宙艇