『宇宙戦艦ヤマト2199』40周年プロジェクト発表会 レポート
4月21日(月)、翌日から「宇宙戦艦ヤマト2199原画展」が開催される池袋・西武ギャラリーにて、40周年プロジェクト発表会が行われた。
まずはプロダクション・アイジーの郡司プロデューサーから、完全新作劇場映画「宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟」、特別総集編「宇宙戦艦ヤマト2199 追憶の航海」の2作連続公開を軸とする40周年プロジェクトの展開スケジュールの発表があった。
そして、企画・プロデューサーの西﨑彰司さん、沖田十三役の菅生隆之さん、岬百合亜役の内田彩が登壇、それぞれの40周年への思いを語った。
ここで、40周年のシンボルとなる“1/100ヤマト”のお披露目除幕式へとうつり、菅生さんの「抜錨!1/100ヤマト、発進!」のかけ声とともに登壇者全員で幕を引くと、1/100ヤマトが姿を現した。その精巧かつ迫力のある造形に、大勢集まったマスコミも大変盛り上がり、たくさんのフラッシュがたかれ、40周年プロジェクトへの期待感が高まるプロジェクト発表会となった。
登壇者からのコメント
<西﨑彰司(企画・プロデューサー)>
今年、2作品を劇場で連続公開できることになりました。ヤマトのテーマでもある愛、自己犠牲を通して、生きなければならないというコンセプトを追いかける作品になればと思います。40周年というと歴史と同時に古さを感じますが、我々は今後も皆さんに新鮮な感動を贈る作品を作っていきたいと思いますので、今後も引き続き、「宇宙戦艦ヤマト2199」への応援をお願い致します。
<菅生隆之(沖田十三役)>
40周年ということで、私は40年前には劇団文学座の研究生で、「宇宙戦艦ヤマト」が放映されているのは知っていましたが、昼間はバイトに必死で見る機会がありませんでした。年月を経て、自分が沖田役をやるなんて思ってもいませんでした。まして演劇一筋でやってきましたので、私とは違う世界だなと思っていましたから。沖田役が決まった時には、本当に声優仲間が「すごいね」と言ってくれて、はじめは「そう?」なんて言っていたんですが、だんだんプレッシャーを感じるようになりました。そして、収録が始まり、ものすごい長い時間をかけて録り終えたんですが、やはり沖田の存在、生き方、考え方が自分の中で浸透していき、手ごたえを感じることができました。皆さんの中に沖田がずっと生きていて欲しいなと思います。今日はありがとうございました。
<内田彩(岬百合亜役)>
「宇宙戦艦ヤマト」が40周年ということで、私が生まれる前からやっていた作品に新キャラクターという形で関わることができ、本当に最初は信じられないといった気持ちでした。「宇宙戦艦ヤマト」はリアルタイムでは観ていなかったのですが、音楽の時間にテーマ曲を歌ったりしていて、すごく身近な存在ではありました。そんな作品に、まさか私が関わらせて頂けるなんて思ってもいなかったので、声優を目指してきて良かったと思える大きな事件でした。母や親せきの皆がすごく喜んでくれてヤマトってやっぱり凄い作品だと知ることができましたし、小さいお子さんからご年配の方々までたくさんの反響を頂くことができ、改めて大きな作品なのだと思いました。若い世代にもヤマトの魅力を伝えられるように私も頑張っていきたいと思います。