12月14日 「星巡る方舟」2週目舞台挨拶レポート
12月14日(日)、「宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟」の大ヒット御礼舞台挨拶を行い、主役の古代進役の小野大輔さん、フォムト・バーガー役の諏訪部順一さん、桐生美影役の中村繪里子さん、プロデューサーの郡司幹雄さんが登壇致しました。
舞台挨拶では、キャスト陣それぞれが好きなキャラクターを発表!また、新作への熱い想いや制作秘話も語りました。
中村繪里子さんは喉を痛めておりスケッチブックを使っての筆談という、いつもとは違う舞台挨拶でしたが、中村さんが筆談以外にも体ぜんたいを使ったジェスチャーで表現すると、諏訪部さんがそれに声をあてたりと、とても楽しい舞台挨拶になりました。
<小野大輔>
改めてヤマトに乗船することができて本当にそのことだけで純粋に胸がいっぱいになりました。
ここに至るまで今まで色んな仲間と旅をして、ヤマトの旅は困難を極めたんですが、お客さんと一緒にここまで来られたと実感しています。
本当にありがとうございます。
古代って最初の印象からすると変わったんじゃないかと思っていて、最初はウジウジしていて内省的な部分が多くて、過去の作品を観た方はこれは古代じゃないんじゃないか、と思うかもしれません。
でも、お兄さん(古代守)の件があってからは、ヤマトの仲間たちのおかげで成長させてもらいました。
大御所の声優キャストも多い中、若手の声優たちがその中で躍動している姿を見て、一人でジーンとしていました。
ヤマトの登場人物ってバカって言われがちなんですよ。あのバカがすごいキーワードになっていると思います。
(中村筆談:だんだん愛のあるバカに変わる。)
雪以外で好きな女性キャラは、新見さん。守に対して一途な人で、知的な部分と意外と豪快な部分のマリアージュが良いです。ギャップ萌えですね。
舞台挨拶はしっかり喋ることを意識するので、とても緊張するんですが、舞台挨拶でヤマトの話をしていると楽しくてしょうがないんです。
それはイコール愛だなと思います。旧来のファンの方もこれから見て頂ける方も皆、愛に満ち溢れていると思います。
ヤマトの旅は終わっていない。この旅を皆さん一緒につづけていきましょう!今日はありがとうございました。
<諏訪部順一>
「テロンの諸君」(※デスラー総統風に)…これは私の台詞ではないです(笑)
(作品の完成を観て)感無量です。
テレビシリーズ観ていた方はわかると思いますが、バーガーというキャラクターは完全に死んだと思っていたので…(笑)
テレビシリーズの最後のアフレコの時に、出渕監督から「(バーガーは)死んでないですから」と言われたままテレビシリーズの収録が終わっていて、
これは出る出る詐欺かと思っていました。
最終的に、このような形で出演することができてとても嬉しいです。
幼稚園の頃からプラモデルが好きで、近所の文房具屋で親に「一生のお願い!」と何度も言って買ってもらっていました。
当時はアンドロメダが好きだったんですが、今思うとヤマトがかっこいいなと思いますね。子供の頃はわびさびがわからなかったですね(笑)
バーガーの頬の傷の理由も今作で明かされます。
過去に色々あったということでやさぐれてしまったというストーリーもあり、単なるヤンチャな人ではないと知り、演じやすくなりましたね。
(登壇したスーツ姿で)今日、この姿で小学校に選挙の投票をしてきましたよ!(中村筆談:真面目なホストみたい)
今の時代、メカアクションがある中で艦隊戦ってどう表現するのかなって思っていたんですが、もう胸あつで…すごく興奮しました!
(好きなキャラクターは)どの女の子のキャラも可愛いんですが、桐生です。
このヤマトの世界でまた戦える日がこればいいなと思っています。大切な作品になりました。
<中村繪里子>
公開2週目もこんなにたくさんの方にお会いできてすごく嬉しいです。ヤマトのキャラクターで一番好きなのが、バーガーです。おいしそうですよね(笑)
(好きなキャラクターを聞かれ)島大介が好きですね。島だけロマンスがなくて…独り身で気になる存在です。
映画の中ではきちんとメリアと美影を演じさせてもらいました。
皆様に先ほど「いかがでしたか?」とお聞きした時に温かい拍手を頂けて本当に嬉しく思っています。
これからもヤマトのクルーの一員として皆さんとこうした時間を共有できれば嬉しいです。CV中村繪里子でした。
<郡司幹雄プロデューサー>
プロダクションIGの郡司と申します。映画よく完成したな、と…。本当に諦めないで良かったと思いました。
波動砲を封印した今作では、通常兵器の対戦も魅力の一つです。
通常兵器だけで知恵と勇気を使って戦った方が面白いのではないかと、脚本会議で話し合いました。
最後のヤマトと敵戦艦との戦闘シーンでは、ロケットアンカーを使って敵戦艦を引き寄せながら砲撃戦を戦うという見せ場を作りました。
戦艦同士が西部劇のガンマンのように一騎打ちをするイメージでしょうか。
エンドロールを見て頂いてもわかると思いますが、映画の制作というのはすごくたくさんの人の汗と努力の結晶です。
宇宙戦艦ヤマト2199は、この映画を観ないと完結しないといっても過言ではありません。是非、何度でも劇場に足を運んで頂けると嬉しいです。